@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00029446, author = {横井, 正信 and Yokoi, Masanobu}, issue = {7}, journal = {福井大学教育・人文社会系部門紀要, Memoirs of the Faculty of Education, Humanities and Social Sciences University of Fukui}, month = {Jan}, note = {ドイツにおいては、近年特定の政党を長期的に支持する有権者が減少し、無党派層が増加するなかで、「二大政党」であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)が連邦議会選挙の際に選出する首相候補が党の支持層を超えて有権者全体から広い支持を集めるという点でより大きな役割を果たすようになっている。しかし、CDU/CSUは2021年連邦議会選挙においてすでに退陣を表明していたメルケル首相に代わる適切な後継首相候補を選出することに失敗し、選挙に大敗した。その結果、CDU/CSU と(すでに党勢衰退傾向にあった)SPD の合計得票率は初めて50%を下回り、ドイツの政党システムは、中心となる二つの政党が存在する状態から勢力差の大きくない複数の政党によって構成される多党制へと移行した。このCDU/CSUの失敗の背景には、大連立政権の長期化と中道左派有権者へと支持を拡大しようとしたメルケルの路線をめぐる党内不一致、その結果としての党首・首相職の分離、選挙戦における現職首相と次期首相候補の並立状態に加えて、社会の変化と連動した従来型の政党組織の弱体化という、より長期的な問題がある。}, pages = {133--177}, title = {2021年連邦議会選挙とCDU/CSUの首相候補問題}, year = {2023}, yomi = {ヨコイ, マサノブ} }