@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00028620, author = {石田, 誠 and 戸川, 保 and 小畑, 真介 and 藤田, 邦博 and 五井, 孝憲 and Ishida, Makoto and Togawa, Tamotsu and Obata, Shinsuke and Fujita, Kunihiro and Goi, Takanori}, journal = {福井大学医学部研究雑誌}, month = {Mar}, note = {症例は66歳男性で,咽頭部不快感を主訴に来院し同時性多発肝転移を伴う腹部食道癌と診断された。患者はシスプラチンによる全身化学療法を受けたが,3コース後に肝転移巣の増悪が認められたため,腹部食道切除術と同時に肝転移を含めた肝葉切除術を施行された。病理学的に腫瘍は中分化扁平上皮癌でpT3N1M1,stageIVb(UICC分類)と診断された。患者の術後経過は良好で,その後術後補助化学療法としてS-1とドセタキセル併用全身化学療法を10コース施行された。患者は術後82ヶ月目に細菌性肺炎により死亡したが,その間再発の兆候は認められなかった。我々の調べ得た限りにおいて,多発肝転移を有する腹部食道癌に対して食道・肝同時切除を行い5年以上の長期生存が得られた症例の報告は初めてである。積極的な外科的切除が,症例選択によっては同時性肝転移を有する食道癌に対して治療選択肢の一つになり得ることが示唆された。}, pages = {27--32}, title = {多発肝転移を伴う食道癌に対して同時一括切除と補助化学療法が有効であった1例}, volume = {21}, year = {2021} }