@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00027598, author = {三橋, 美典 and 中井, 昭夫 and 川谷, 正男 and 小越, 康宏 and 小越, 咲子 and 清水, 聡 and 平谷, 美智夫}, journal = {福井大学教育地域科学部紀要 第IV部 教育科学}, month = {Dec}, note = {発達障害児における他者理解の特性を解明し、対人的スキル向上を支援する一貫 として、表情認知の能力に焦点をあてた実験的検討を行った。高機能広汎性発達障 害を中心とした発達障害児を対象に、様々な表情画像の中から特定の標的表情を検 出する課題を設定して、その遂行成績や同時記録した脳電位(ERP)から、彼らの 行動の背景にある認知機能や脳機能の特性を検討した。その結果、定型発達児と比 較して、発達障害児は課題遂行の正確さと速さの両面で成績が低く(正答率が低い、 誤答が多い、反応時間が長い)、表情認知能力の未熟さが確認された。ERP の主要 成分についても、標的検出と関連したP550成分や標的との不一致を反映するN350 成分が低振幅であり、脳内処理機構の未熟さが示唆された。また、発達障害児では、 定型発達児とは異なり、発達に伴う課題遂行レベルやERP 成分の変動が見られな かったことから、表情認知やそれに関連した社会的スキルの力を訓練・支援する必 要性が示唆された。}, pages = {1--15}, title = {発達障害児の表情認知に関する神経心理学的検討}, volume = {65}, year = {2009} }