@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00026747, author = {草桶, 勇人 and 山本, 一海 and 井ノロ, 順一 and 伊禮, 三之}, journal = {福井大学教育実践研究}, month = {Feb}, note = {本稿は,中学3年生の単元「図形と相似」における三角形の相似条件,相似における幾何的側面,中 点連結定理,相似における測度的側面についての実践報告である。 相似の概念形成や三角形の相似条件に関しては,B4とB5の規格紙(コピー用紙)を準備し,これ らの2枚のコピー用紙は「同じ形」であるかどうかを考えた。このような活動を通して,拡大・縮小や 線分の比を目に見える形で具体的に表現しながら,相似とはどのようなことであるかを考えること,ま た,三角形の相似の意味をつかむことをねらいとした。相似における幾何的側面に関しては,3本の平 行線と,3本の平行線を通る直線を2本引いた。そこに数字や文字を書き加え,相似であることや補助 線を書き加えながら,線分と線分の関係を探った。中点連結定理に関しては,正方形が並んだ図を提示 し,「PMとQMの関係」について考えた。この関係を調べる過程で,中点連結定理が導き出され,中点 連結定理の有用性について考えるきっかけとなった。相似における測度的側面に関しては,中点連結定 理の図に中点Lを加えて,図中に存在する三角形の面積を考える中で,相似比と面積比を考えた。また, 大きさの異なる2つの円錐の体積を比べる中で,相似比と体積比を考えた。 以上の実践の結果,相似比と面積比・体積比や相似の利用に関して,生徒の理解が深まることとなっ た。また,相似の概念を獲得する生徒が増加した。}, pages = {77--87}, title = {相似概念の獲得と理解を促す授業展開の一例 : 身のまわりの題材や中点連結定理を導く課題を通して}, volume = {39}, year = {2015} }