@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00025177, author = {小畑, 真介 and 上野, 聖子 and 杉森, 順二 and 林, 泰生 and 五井, 孝憲 and OBATA, Shinsuke and UWAFUJI, Seiko and SUGIMORI, Jyunji and HAYASHI, Yasuo and Goi, Takanori}, journal = {福井大学医学部研究雑誌}, month = {Mar}, note = {症例は89歳,女性。腹部手術歴なし。腹痛を主訴にかかりつけ医を受診,急性虫垂炎が疑われたため,同日市立敦賀病院に紹介受診した。腹部CT検査において盲腸背側に嚢状像の回腸が認められ,口側小腸の拡張も認められたが,いずれも造影効果は保たれていた。盲腸周囲の内ヘルニアまたは回盲部周囲の炎症による癒着性イレウスと診断され,経鼻イレウス管留置による腸管減圧が先行して施行された。腹痛は軽快したが腸閉塞が改善されないため,第5病日に腹腔鏡下手術が施行された。手術所見では盲腸外側と壁側腹膜間に形成された膜状構造物がヘルニア門となり,頭側から尾側にむけて回腸が嵌入していた。超音波凝固切開装置による膜状構造物の切離により嵌入が解除され,血流障害は認められなかったので,腸管切除は不要であった。術後の経過は良好で再発を認めていない。整容性・低侵襲性に優れた腹腔鏡下手術は,腸管減圧後の盲腸周囲ヘルニアの診断および治療に有用であることが示唆された。}, pages = {33--37}, title = {腹腔鏡下に治療した外側型 盲腸周囲ヘルニアの1例}, volume = {21}, year = {2021} }