@article{oai:u-fukui.repo.nii.ac.jp:00024809, author = {木村, 優}, journal = {福井大学教育・人文社会系部門紀要}, month = {Jan}, note = {本研究では、教師の実践と専門性開発における情動の役割を明らかにするため、情動の認知・社会的構成主義に基づき、授業と児童生徒関係で生じる教師の情動を分析検討した先行研究を概観した。結果、(1)情動はその生起過程で自己概念への認識を伴うことで教師の専門職としての目標・信念・価値観・アイデンティティの再構築を促す専門職化の推進、(2)情動がその種類と強さにより教師の実践に多様な影響を及ぼしながら省察的思考と創造的思考の展開を促す認知的実践の駆動、(3)感情経験の振り返りが教師の実践改善と実践知開発の持続を支える専門性開発の促進、(4)快感情経験が心的報酬となって教師の職務満足感と自己効力感を高める専門職継続の基盤化、(5)不快感情経験が教師のストレスやバーンアウトに結びつく脱専門職化の加速、(6)児童生徒の学習支援と成長発達支援のために教師の情動理解・管理・表出が一体化して機能する情動的実践の発揮、の6 つの機能役割でもって教師の実践と専門性開発に寄与していることが明らかとなった。}, pages = {209--227}, title = {教師の実践と専門性開発における情動の役割 : 情動の認知・社会的構成主義に基づく教師の情動研究の概観を通して}, volume = {4}, year = {2020} }